福井県で事業をしている中小企業・個人事業主が、**2026-10-30 時点で申請できる福井県独自の補助金**を、福井県の公式ページで確認できた範囲だけでまとめました。国の制度との違い、先に押さえる順番、過去の制度(次年度の見通し)も入れています。 > **この記事の確認範囲**: 福井県の公式ページ(pref.fukui.lg.jp)を2026-10-29 に開いて確認した内容だけを書いています。いずれも「予算がなくなり次第終了」の先着順の枠を含むため、申請前に必ず窓口へ受付状況を確認してください。 ## 結論:福井県で「いま」動けるのはこの4つ | 制度 | 上限・補助率 | 受付 | 向く人 | |---|---|---|---| | 省エネ設備等導入支援事業補助金【通常枠】 | 600万円・1/2以内 | 2026-11-30 まで(先着) | 製造業・商業・サービス業で設備を更新したい人 | | ものづくり企業女性活躍応援事業補助金 | 200万円・2/3以内 | 随時(先着・25件程度) | 県内の製造業で女性の就業環境を整えたい人 | | 「人への投資」支援事業補助金 | 1社あたり10万円(要件を満たせば15万円) | 2027-02-26 17時必着 | 従業員の研修・教育訓練をする人 | | 県内産業価値づくり支援事業補助金【産総研拠点活用枠】 | 20万円・2/3 | 2027-01-15 まで(先着) | 産総研の拠点を使って技術・試作に取り組む人 | 金額・期限はすべて 2026-10-30 時点で公式ページに載っていた内容です。 ## 国の制度と、福井県独自の部分はどこが違うか 国の小規模事業者向けの補助金(小規模事業者持続化補助金など)は、全国共通の公募要領で、窓口は商工会・商工会議所です。今回、国側の公式ページは閲覧できなかったため、国の制度の金額や締切はこの記事では扱いません。申請を考える場合は中小企業庁の公募情報ページで最新の公募要領を確認してください。 福井県独自の制度は、国の制度とは次の点で性格が違います。 - **県内に事業所があることが前提**です。県税・地方消費税の滞納がないことも、確認できたどの制度でも条件に入っています。 - **「ふくい女性活躍推進企業」への登録**が要件(または選択肢)になる制度が複数あります。個人事業主は登録が不要とされている制度もあります。 - **先着順・予算到達で終了**の枠が多く、「締切日まで余裕がある」とは限りません。 - 窓口は県の担当課(産業技術課など)や、県が委託した事務局です。 つまり、国の制度が「事業計画の中身で競う」色が強いのに対し、福井県の制度は「県内事業者であること+登録などの要件を満たしていること」を先に問う制度が目立ちます(公式ページの要件欄から読み取れる範囲での整理です)。 ## いま申請できる制度 ### 1. 企業における省エネ設備等導入支援事業補助金【通常枠】(令和8年度) - **対象**: 県内に事業所があり、製造業または商業・サービス業を営む中小企業者。県税・地方消費税の滞納がないこと、「ふくい女性活躍推進企業」への登録(個人事業主は不要)、導入効果の検証・情報発信への協力が必要です。 - **補助率・上限**: 1/2以内、上限600万円(2026-10-30 時点) - **受付期間**: 2026-05-29 〜 2026-11-30。採択予定は約100件で、予算の範囲内の先着順です。 - **注意点**: 対象経費の範囲(設置工事費などが含まれるか)は公式ページの募集要領で必ず確認してください。 - **別枠**: 2026-08-07 に【原油価格高騰枠】(上限1,000万円)が新設されました。**通常枠との同時申請はできません**。原油価格高騰枠の要件は別ページにあり、今回は内容を確認していないため、該当しそうな方は県のページで確認してください。 - ページに「受付終了」の記載はありませんが、先着順なので、受付状況は事務局(0776-53-5845)に確認してから準備を始めてください。 ### 2. ものづくり企業女性活躍応援事業補助金(令和8年度) - **対象**: 県内の製造業の中小企業者。「ふくい女性活躍推進企業」登録済み(個人事業主は不要)で、事業年度中に次のいずれかを満たすこと。女性管理職の登用/女性の正規採用/1か月以上の育児休業取得/女性のキャリアアップ研修(年1回以上)/意識改革研修(年1回以上)。**過去にこの補助金を受けたことがない**ことも要件です。 - **補助率・上限**: 2/3以内、上限200万円(2026-10-30 時点) - **受付**: 2026-04-30 から随時。予算の範囲内の先着順で、採択予定は25件程度です。 - ページに受付終了の記載はありませんが、先着のため要確認です。問い合わせは福井県産業技術課(0776-20-0370)です。 ### 3. 令和8年度「人への投資」支援事業補助金 - **対象**: 県内に本社機能がある中小企業者・小規模企業者など。「パートナーシップ構築宣言」の登録、「社員ファースト企業宣言」の登録、「ふくい女性活躍推進企業」への登録のいずれかが必要です。 - **補助内容**: 講師謝金・旅費・受講料などの1/2(賃上げ等の要件を満たすと2/3)。訓練期間中の賃金は1人1時間あたり1,000円(実際の時間給が上限)。 - **上限**: 1社・1年度あたり10万円(賃上げ等要件を満たすと15万円)(2026-10-30 時点) - **受付**: 2026-04-01 〜 2027-02-26 17時必着。予算上限に達した時点で締切です。 - **重要**: **交付決定前に受講料を支払ったり訓練を始めたりすると、補助対象外**になります。 - 問い合わせ: 労働政策課の事務局(0776-36-9303)、県の産業人材室(0776-20-0390)。 ### 4. 県内産業価値づくり支援事業補助金【産総研拠点活用枠】 - **対象**: 県内の企業。産総研の拠点を活用した研究・試作などに取り組む場合の枠です。 - **補助率・上限**: 2/3、上限20万円(消耗品費・旅費など)(2026-10-30 時点) - **受付**: 2026-04-01 〜 2027-01-15。先着順で、予算がなくなれば早期に終了します。 - 問い合わせ: 産業技術課 新技術支援室(0776-20-0374)。 ### 5. 新規創業支援事業補助金(創業予定・創業直後の人) - 福井県の事業者向け支援制度の案内では「県内で新たに創業する中小企業の初期費用を補助。上限20万円・補助率2/3」とされています。申請は商工会議所・商工会を通じて行うと案内されています。 - **今年度の受付期間はページで確認できませんでした**。創業を考えている人は、最寄りの商工会議所・商工会、または福井県経営改革課(0776-20-0537)に、受付の有無を先に確認してください。 ## 申請の順番:どれを先に取ると他が取れなくなるか 公式ページで**併用不可と明記されていたのは、省エネ補助金の「通常枠」と「原油価格高騰枠」の同時申請**だけです。ものづくり企業女性活躍応援事業補助金は「過去に交付を受けたことがない」ことが要件なので、1回限りの制度です。それ以外の制度間の併用可否は、ページに記載がありませんでした。同じ経費を複数の補助金に載せられるかは、各窓口に事前に確認してください。 そのうえで、現実的な進め方は次のとおりです。 1. **まず要件の土台を整える**: 県税・地方消費税の滞納がないことを確認し、「ふくい女性活躍推進企業」に登録します(省エネ・ものづくり・人への投資で要件または選択肢になっています。個人事業主は省エネ・ものづくりでは不要)。 2. **先着順・期限が近いものを先に**: 省エネ補助金【通常枠】は2026-11-30 までです。設備更新を考えているなら、通常枠か原油価格高騰枠のどちらで出すかを先に決めます(同時申請不可)。 3. **次に1回限りの制度**: ものづくり企業女性活躍応援事業補助金は1社1回です。使うなら、対象経費を整理してから申請します。 4. **研修系は交付決定を待つ**: 「人への投資」は交付決定前の支払い・開始が対象外です。申請→交付決定→研修開始の順を守ります。 5. **創業予定の人**は、創業の準備段階で商工会議所・商工会に相談します。 ## よくある不採択(対象外)の理由 福井県の公式ページに、不採択理由の統計は載っていませんでした。以下は、**公式ページに書かれている要件を満たせなかった場合に起こりうる落とし穴**です。 - **予算到達による受付終了**: 先着順の枠では、申請が遅れると要件を満たしていても受け付けてもらえません。 - **県税・地方消費税の滞納**: 確認できたどの制度でも要件です。 - **「ふくい女性活躍推進企業」未登録**: 省エネ・ものづくりで要件になっています。 - **交付決定前の着手**: 「人への投資」は、交付決定前の支払い・訓練開始が対象外と明記されています。 - **対象外の経費**: 補助対象になる経費の範囲を確認せずに申請すると、見積の一部が対象外になることがあります。 - **過去の交付歴**: ものづくり企業女性活躍応援事業補助金は、過去に交付を受けたことがあると対象外です。 ## 過去の制度(募集終了分。次年度の見通しとして) 以下は2026-10-30 時点で募集が終わっている、または期間が過ぎている制度です。来年度の準備の目安にしてください。 - **中小企業設備投資補助金/企業活動分析による収益力強化事業補助金**: 県のページ(2026-10-07 更新)で「受付終了」。申請期間は2026年6月5日まででした。令和8年度は中東情勢への対応に取り組む場合に加点されたと記載されています。設備投資補助金を使った事業者向けの県制度融資(産業活性化支援資金)も用意されています。 - **県内産業価値づくり支援事業補助金(可能性調査/技術開発)**: 追加募集を含めて2026-05-26 〜 06-30 で終了。上限は可能性調査で200万円(条件付きで250万円)、技術開発で最大1,000万円〜1,200万円/年とされていました。今年度は事前相談が必要でした。来年度も同様の流れになるかは未発表なので、春先に県のページを確認してください。 - **ふくいの逸品創造ファンド事業**: 2026-08-10 〜 09-30 に募集。新商品・新サービスの開発と販路開拓で、助成限度額は200万円(販路開拓事業費は100万円が上限)、商品化後の販路開拓は100万円でした。助成率は中小企業者1/2以内、小規模企業者2/3以内です。来年度の時期は未発表のため、夏前から県と、ふくい産業支援センターのページを確認しておくと安心です。 - **ふくい創業活性化事業(成長支援)助成金/ふくいベンチャー創出支援事業補助金**: 2026年8月に募集し、終了済みです。IPOや全国展開を目指す成長志向の企業向けです。 - **UIターン創業補助金**: 2026年4月〜5月中旬に募集された制度です(県の公式ページが現在見つからないため、リンクは付けません)。 ## 問い合わせ先 | 内容 | 窓口 | |---|---| | 省エネ・ものづくり女性活躍・逸品創造ファンド(制度全般) | 福井県 産業技術課(0776-20-0370) | | 省エネ補助金 事務局 | 0776-53-5845(平日9時〜17時) | | 「人への投資」 | 福井県 労働政策課 産業人材室(0776-20-0390) | | 創業・収益力強化・制度融資 | 福井県 経営改革課(0776-20-0537) | | 産総研拠点活用枠 | 福井県 産業技術課 新技術支援室(0776-20-0374) | 県の事業者向け支援制度は、一覧ページに全46件がまとまっています(受付時期の表記つき)。 ## まとめ - 福井県の独自制度は「県内事業所・県税完納・ふくい女性活躍推進企業の登録」が土台です。 - 2026-10-30 時点で動けるのは、省エネ補助金(11月30日まで)、ものづくり女性活躍、人への投資、産総研拠点活用枠。 - 先着の枠が多いので、**窓口で受付状況を確認してから準備する**のが安全です。 ## 参考文献 - [企業における省エネ設備等導入支援事業補助金【通常枠】(令和8年度)の募集について](https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/chisangi/bosyu/syouene2026.html) (2026-10-29 確認) - [ものづくり企業女性活躍応援事業補助金(令和8年度)の募集について](https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/chisangi/bosyu/monodukurizyoseikatsuyaku2026.html) (2026-10-29 確認) - [令和8年度「人への投資」支援事業補助金の募集について](https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/rousei/kigyoushien/hito_toushi.html) (2026-10-29 確認) - [県内産業価値づくり支援事業補助金(令和8年度)](https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/chisangi/sangakukan/kachidukuri_r8.html) (2026-10-29 確認) - [ふくいの逸品創造ファンド事業](https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/chisangi/ippinfund.html) (2026-10-29 確認) - [創業・ベンチャー支援](https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/sinsan/sougyousien.html) (2026-10-29 確認) - [企業の収益力強化に向けた支援について](https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/sinsan/syuuekiryoku.html) (2026-10-29 確認) - [福井県の事業者向け支援制度のご案内](https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/sanroubu/shien.html) (2026-10-29 確認)